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2023年度家庭菜園教室【明石セミナー】のお知らせ

2023年家庭菜園教室『 明石セミナー』受講生募集!

あなたも、農薬も肥料も使わない野菜作り講座『明石セミナー』に参加しませんか。

なんといっても味がピカイチ!栄養価は高いわ、体に安心だわ、長持ちするわ、最高の野菜なんです。
お子様やこれから子どもがほしい方、アトピーの方などには特におススメします。

10組限定、先着順に受付
明石座学■日程
・第1回:2023年3月12日(日)
・第2回:2023年4月9日(日)
・第3回:2023年5月14日(日)
・第4回:2023年6月11日(日)
・第5回:2023年7月9日(日)
・第6回:2023年8月13日(日)
・第7回:2023年9月10日(日)
・第8回:2023年10月8日(日)
・第9回:2023年11月12日(日)
・第10回:2023年12月10日(日)
・第11回:2024年1月14日(日)

■受講費:50,000円/組 (全11回)
■場所:浜松市北区引佐町井伊谷

●申し込み、問い合わせ:キッチンガーデン家庭菜園クラブ
・浜松市北区引佐町井伊谷1361-3
・受付電話:090-2342-2309
・Fax:053-542-3931
・E-mail:info@kitchengarden.org

1.肥料、農薬なしで野菜が育つの?

葵と梓大根答えは、YES。家庭菜園には、もってこいの農法です。肥料や農薬がなくても、野菜は立派に育ちます。自然の生命力を十全に発揮、丈夫な野菜は、野菜本来の味わいがあり、食べてビックリ。肥料のもたらす不快なえぐ味がない。自然で穏やかな甘味が特徴です。農薬がかかっていないので、畑でそのまま”ガブリ“と食べられるし、それが美味しいんです。
「医食同源」健全な野菜で健康に。人間の身体は、食物に由来します。安全な野菜が健康の元。自然栽培の作物は、人間や環境を蝕む農薬、肥料の悪影響なし。原因不明の現代病の原因の一つと問題になっているいる化学合成物質をシャットアウトします。また、人間が生活する地球環境に悪影響をもたらしません。
栽培方法は、農薬、肥料に頼りません。自然そのものに従い、活かす方法です。畑の土やそこに生きている虫や微生物、雨風、日光の影響などのリテラシー(知見)を身に着けることが必要。何といっても、肥料やらずに野菜を育てようというのですから。
しかも、立派にできる!

2.講師は明石農園の明石さん

明石脱サラ後、スタッフ、研修生をリードして農薬も肥料も使わない野菜を供給する自然栽培界のホープです。
埼玉から苗や種を抱えてやってきます。明石さん 、埼玉で無肥料自然栽培16年、今やスタッフ&研修生も抱える本業に加え、自然農の講師、福祉と農の連携、親と子に畑体験イベント他、活躍するお百姓さんです。
脱サラの東京生まれ。明石さん自身も実験と仮説を繰り返し野菜の生育や農作業の効率について研究、進化を続けています。
明石さんの農園・明石農園のドキュメンタリー映画『お百姓さんになりたい』が完成。全国で上映中です。浜松でも250人が上映会にお越しくださいました。明石農園の歩み、そこで農業での自立めざす研修生の姿や障害のある方の活躍、新しい農業のあり方、連携する農業と福祉の姿などなどが盛り込まれています。

3.友達や仲間も、家族も、いっしょにワイワイ

教室は、引佐町井伊谷の畑。座学と実習があります。講師が作る畑で学び、自分に割り当てられた小菜園で実際に体験します。種まき、苗の定植から収穫まで、実習を通じて身につけます。自分で育てた野菜は、収穫してお持ち帰り。自然な野菜と流通している野菜と食べ比べてみてください。
家族や友達といっしょにやると、楽しさ倍増です。特に子供たちの畑体験は実に楽しそうです。
明石セミナー

3/22 野口勲氏講演会 浜松復興会館

野口勲氏講演会

いのちの種を未来に

  タネのことなら、この人! 固定種のタネに着目し、固定種の保全普及活動に取り組むパイオニアとして知られた野口さん。
 いよいよ、浜松にお招きしての講演会。
 8時間のロングラン講演!

日程:3月22日(日)12時から20時

会場:浜松復興記念館 (浜松市中区利町304-2)

受講費:千五百円

 

 

 

 

申込方法:浜松復興記念館までお電話でどうぞ 053-455-0815

申込受付時間:月曜日を除く9時~16時

先着順で、70人で満員

 

 

野口 勲 (のぐち いさお)氏 プロフィール

1944年東京都青梅市生まれ。野口のタネ・野口種苗研究所(埼玉県飯能市)を経営。固定種(在来種)の種を三代にわたって扱う。オリジナルの『みやま子かぶ』は絶品で、有名な人気商品となっている。

保育園時代から『おもしろブック』で育ち、小学生で手塚狂。中学時代は貸本劇画のトリコとなり、高校頃からマンガ雑誌編集者志望となる。大学を中退して手塚治虫の虫プロに入り編集者として活躍するという異色の経歴の持ち主。徹夜仕事もいとわなかったという。師事した手塚治虫の終生のテーマが、「生命の尊厳と地球環境の持続」に感銘を受ける。家業を継ぐことになった時、一代限りの野菜F1という種子ではなく、種を採りついで生命が持続しながら変化し発展していく固定種野菜の復活を目指して挑戦を始める。店には「火の鳥」の看板を掲げ、日本各地や世界の固定種野菜の種子を収集し、インターネットを通じて全国に販売。

有機農家から家庭菜園を楽しんでいる方々に至るまで、「固定種の野菜を栽培して、どうか自分で種を採っていただきたい」とアピールする。農業は、種まきに始まって収穫、その後の種取りまでのサイクルで、命の種を連綿と育み持続させるもの。種を大切にすることはあらゆる生命の保全に直結する。今「タネが危ない」と警鐘を乱打する。

2008年、山崎記念農業賞を受賞。著書に『タネが危ない』『いのちの種を未来に』などがある。

 

いのちの種を未来に

現在、市販されている野菜のタネは、そのほとんどがF1。F1とは一代限りの雑種(hybrid)です。遺伝的に同一系統で遠縁をかけあわせて作られた雑種ですが、もとの両親より生育が早くなったり、大柄になったり、収量が多くなったりします。それを雑種強勢(ヘテロシス)と言います。F1種の発明は、農業の近代化、商品作物の生産性、流通性の向上という点で画期的な出来事でした。

しかし、このF1種には、2つの大きな問題があります。その一つは、昔ながらの固定種(在来種)を使った野菜よりも味と栄養価が落ちるのです。「野菜モドキ」と言われるゆえんです。もう一つは、翌年の種には使えないことです。同じ野菜を栽培するには、F1種を種屋から毎年買い続けなければならないのです。固定種ならば種にお金はかからず、自家採取して命を進化させながら紡いでいけるのです。

 

F1のカブなんて、まずくて食えたもんじゃない

スーパーに並んでいる「小松菜」という名の野菜で、昔ながらの本当の「小松菜」は一つもありません。茎が太くて葉が厚いのは「小松菜」と「チンゲンサイ」との雑種で、葉の色が黒く濃いのは「タアサイ」との雑種。葉がちぢれている「ちぢみ小松菜」というのは「ちぢみ菜」との雑種です。どれももちろん「小松菜」の味ではありません。葉も茎も柔らかくて繊細な昔の「小松菜」の味は、江戸時代から続く固定種の「小松菜」でしか味わうことができないのです。

固定種の「日本法蓮草」は、九月彼岸頃にトゲのある三角形のタネを水に浸けてまいてからおよそ三ヶ月かかって育ち、お正月頃に食べる冬野菜でした。根が赤くて甘く、生食できるほどアクがなくておいしいのですが、葉は薄く切れ葉でボリュームがなく、寒くなると地面に張り付くように広がって、収穫に手間のかかる野菜でした。それに比べると東洋種と西洋種の雑種であるF1ホウレンソウは、春や夏も周年まけて、わずか一ヶ月で出荷できる大きさに育ち、丸い葉は厚くて大きく、立性で収穫しやすい上、丸粒に改良されたタネは機械でまくことができるなど、農業の効率化に貢献しました。このようなF1ホウレンソウの登場により、私たちは一年中ホウレンソウを食べられるようになったのです。ただ、成育期間が短くなった結果、細胞の密度が粗くなり、大味になって、「紙を食ってるようだ」と言われるほどまずくなったのも事実です。おまけに、葉緑体による光合成の期間も短いので、葉に含まれるビタミンCなどの栄養価も、固定種の五分の一から十分の一に減ってしまいました。

 

<固定種> 農家らが一つの品種で栽培と種取りを繰り返し、性質を安定させた作物。国内で広く栽培され、各地で味や形が特徴的な野菜が生まれた。だが、50年ほど前から交配種の種が普及し、衰退した。

<交配種(F1)> 異なる品種を人為的に掛け合わせた雑種。形などが均一の野菜が大量に採れるが、その野菜から種を取って育てても1代目と同じ特徴の作物は育ちにくいため、ほとんどの農家は毎年、種を買い直している。また、種の生産は多くが海外に移っている。

野口種苗研究所HPより抜粋

続きは、講演会で

 

 

国産茶葉 全てからネオニコチノイド農薬を検出

もう国産の茶は飲めない! 危険!

こんな見逃せない記事がありました。「有機農業ニュースクリップ」より

http://organic-newsclip.info/log/2018/18080962-1.html

2018.08.17 No.962
農薬
■国産茶葉 全てからネオニコを検出 スリランカ産は検出ゼロ
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茶摘間近の新芽
北海道大学などの研究チームは、市販の日本産の緑茶の茶葉とボトル茶飲料の全てからネオニコチノイド系農薬を検出したと専門誌に発表した。一方、スリランカ産の茶葉からは全く検出されず、国内でネオニコチノイド系農薬が多く使われている可能性があると指摘している。研究チームは、推定摂取量は一日摂取許容量(ADI)より低いが、代謝物質の毒性はまだよく分かっていないという。有機栽培や無農薬の茶葉を選んだり、ペットボトルの茶を過度に飲まない方が無難なようだ。

研究チームは、日本産茶葉39検体とスリランカ産茶葉30検体、国内のコンビニで購入したボトル詰めの茶飲料9検体について、残留するネオニコチノイド系農薬とその代謝物を調査した。その結果、スリランカ産茶葉からは検出されなかったものの、日本産茶葉からはジノテフランなど7種類を、またボトル飲料からはニテンピラムを除く6種類のネオニコ系農薬が検出されたという。

[表1]検出されたネオニコ類と検出率
農薬名 日本産茶葉 ボトル茶飲料

農薬名 日本産茶葉 ボトル茶飲料
検出率 最大値 検出率 最大値
[%] [ng/g] [%] [ng/g]
ジノテフラン 100 3004 100 59
イミダクロプリド 92 139 78 1.91
チアクロプリド 79 910 100 2.35
チアメトキサム 79 650 100 5.53
クロチアニジン 74 233 100 2.08
アセタミプリド 67 472 78 2.01
ニテンピラム 3 54

研究チームは、推定最大一日摂取量(MDI)は一日摂取許容量(ADI)より低い結果を得たが、長期間、あるいは過度に消費すると健康への影響が懸念されることがあるとしている。また、大人と比較して脆弱な子どもへの影響が考えられることや、ネオニコ系農薬代謝物の毒性はよく分かっていないことを指摘し、ネオニコチノイド系農薬のリスクと安全性を明確にするため、代謝物の毒性研究や、環境暴露に対する大規模な疫学研究が必要であるとしている。

・Toxicology Reports, 2018-6-19
Contamination by neonicotinoid insecticides and their metabolites in Sri Lankan black tea leaves and Japanese green tea leaves
・アクト・ビヨンド・トラスト, 2018-8-9
日本の茶葉のネオニコ汚染に関する最新論文発表
諸外国と比べ高い残留基準値

日本の茶葉の残留基準値は諸外国と比べておおむね高くなっている。農水省は農産物の輸出に力を入れているが、日本の残留基準値では輸出先で受け入れられない場合が多く、相手国の残留規制値に適合するよう、使用農薬を限定した減農薬栽培のマニュアルを作成して産地での指導に乗り出しているほどだ。マニュアルは、諸外国に比べ日本の茶葉の残留規制値が高い理由として、茶を生産していないことを上げている。しかし、公表されている農水省の調査結果では、茶を生産している台湾の残留基準値は押しなべて低く、農水省の上げた理由はあまり理由となってはいない。

こうした相手国の残留基準値に留意した減農薬栽培が可能であるならば、研究チームが指摘するように、まだよく分かっていない代謝物毒性の研究などを急ぐとともに、予防原則に立ち、暫定的に残留基準値を下げるようにすべきだろう。

[表2]日本と諸外国の茶の残留基準値比較

農薬名 残留基準値 (mg/Kg)
日本 台湾 韓国 米国 カナダ EU
アセタミプリド 30 2 7 *50 0.1 0.05
イミダクロプリド 10 3 *50 ND 0.1 0.05
クロチアニジン 50 5 0.7 *70 *70 0.7
ジノテフラン 25 10 7 *50 0.1 0.01
チアクロプリド 30 0.05 0.05 ND 0.1 10
チアメトキサム 20 1 20 20 0.1 20
ニテンピラム 10 ND ND 0.1 0.01

農水省:諸外国における残留農薬基準値に関する情報より抜粋

4月22日 「種」映画上映会と講演会のご案内

4月22日 浜北森林公園でアースデイ浜松のイベント開催。

「種」映画上映会と講演会

018年4月22日(日)静岡県立森林公園
★ 上映会  「森の家」やまびこホール
10:40~12:00

 

ドキュメンタリー映画『種子―みんなのもの?それとも企業の所有物?』

食の源である種子が今、多国籍企業に狙われています。2012年以降、ラテンアメリカの多くの国で通称「モンサント法案」が広がりました。この法案は伝統的に行われてきた農民による種子の保存や交換を実質的に不可能にし、毎回企業から種子を買うように強いるものです。公共の財産であった種子が、ごく少数の多国籍企業の知的財産として独占されてしまうことになります。
これに対し、各国で農民を先頭に先住民族、女性、市民など多くの人びとが声をあげ、大規模な反対運動が起こりました。その抵抗と、人びとの種子を守る活動を描いたドキュメンタリー映画が、『種子―みんなのもの?それとも企業の所有物?』(原題“SEMILLAS, ¿biencomúno propiedadcorporativa?”)です。
小農民の権利向上に取り組む国際NGO「GRAIN」をはじめ、コロンビア、グアテマラ、コスタリカ、チリ、アルゼンチン、ブラジルなどの8つの市民団体やNGOが協力し、制作されました。
映画は、「モンサント法案」をめぐる攻防を中心に、多国籍企業がいかに種子、農業、食を奪おうとしているか、その実態を明らかにします。特に先住民族の女性やアクティビストたちが多数登場し、種子を守ることの意味を生き生きと語る姿には引き込まれていきます。

解説映像
『日本の種子はどうなる?―種子法廃止、遺伝子組み換え、貿易協定から考える』

第2部は、主要農作物種子法廃止問題に関わってきた印鑰智哉と、TPPなどの自由貿易協定の問題を世界のNGOと共に追っている内田聖子による解説編です。
映画の詳しい解説はもちろん、日本で廃止される主要農作物種子法の問題、そしてTPPやRCEPなどの自由貿易協定によって公共の富がいかに多国籍企業の独占物に変えられようとしているか、報道されていない情報を独自に構成して、皆様にお伝えします。

 

 

★ 印鑰智哉氏講演会  「イベント広場」

日本の種子はどうなる?

13:30~15:00

 

印鑰智哉氏

(日本の種子を守る会事務局アドバイザー)

ミツバチに有害な農薬ヨーロッパで全廃

グリーンピース・ジャパンのメールマガジン153号(2017年10月)より転載

 

この夏、殺虫剤フィプロニルに汚染された卵が、ヨーロッパを中心とした40の国と地域でみつかって大問題になったのを覚えていますか。
ネオニコチノイド系農薬とよく似た作用をもつこの農薬、日本でも家庭用害虫駆除剤やペットの寄生虫駆除薬としてひろく流通していますが、稲の苗箱にも一般的に使用されています。

この農薬が、9月30日にヨーロッパ連合加盟国すべての農地で使用禁止になりました。

フィプロニルは、ヨーロッパでは種子をコーティングするなど作物に広く使われますが、少量でもミツバチの行動や学習能力を低下させたり、ウィルスへの抵抗力を弱めたりするといった影響があることがわかっています。

日本では、稲の苗を育てるときの育苗箱や、キャベツ、はくさい、ブロッコリーなどの菜類、その他トウモロコシやてんさいなどの農作物に使用できることになっているフィプロニル。
しかし国立環境研究所による研究報告では、田んぼで育つトンボにも、この農薬が悪影響を与えることなどが報告されています。

ところが規制の厳しくなるヨーロッパとは逆に、日本ではネオニコチノイド系農薬全般についても使用範囲の拡大や残留基準値の引き上げなど、使用が増える傾向にあります。

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